TVアニメ『超攻速ガルビオン』より「ガルビオン」がMODEROID化!スーパーカー然としたメタリック仕上げで製作
2024.01.12ガルビオン【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2024年2月号(12月25日発売)
スーパーカー然としたメタリックグロス仕上げを目指す
1984年TVアニメ『超攻速ガルビオン』より、世界征服を企む秘密結社シャドウと戦う、私設警察サーカスの高速可変車両、ガルビオンがMODEROID化。キットは車形態のサーカスI、ロードアタッカー、人型形態のロードファイターの3形態を専用パーツへの差し替えで再現。3形態でベストプロポーションを実現している。作例はTV放映前に巻き起こったスーパーカーブームに乗っ取り、スーパーカー然としたメタリック仕上げで完成させている。
■サーカスI・ガルビオン
「諸々の事情で第三次世界大戦後、すっかり車社会になった24世紀、受刑者だった無宇(ムウ)と麻矢(マヤ)は、恩赦を条件にレイ・緑山の率いる私設警察チーム「サーカス」の新鋭マシン「サーカスI・ガルビオン」を駆って、世界征服を企む秘密組織シャドウと戦う」というのが『超攻速ガルビオン』の概要らしい。
放映当時、たがみよしひさ氏がキャラクターデザインに参加するというので期待して視聴したものの、冒頭数話で観るのをやめてしまった。改めてサブスク視聴してみる。うん、時代感を堪能したがストーリーがどうにも頭に入ってこない。車だ! そうスーパーカーのアニメだ(と、割り切ることにした)。
「サーカスI」という6輪のスーパーカーが、なんと「ガルビオン」なるロボに変形し大活躍するのだ!
■だが、このキットはイイ!
仮組みチェック、差し替え変形プロセスを確認し思う。「やはりこれはカーモデルだ! しかし、人型形態に戻すとスマートでありながらもよく動く。3形態のバランスが取れたいいキットだ! ならば変形の特性を活かし「カーモデル」主軸で丁寧に作ろう。面出しを慎重に行い、スーパーカー然とした仕上がりを目指そう。
■塗装
メカサフ ヘヴィの下地からの立ち上げで、基本色⇒パールカラーを重ね、カーモデル的仕上げ。フロントグラスは塗色されているが、いったん均一になるようにサンディングしてからサーフェイサー⇒スパークリングシルバー⇒GXディープクリアブルーの順に塗り重ね奥行き感が出るように仕上げている。
青=UG02番・MSブルー⇒雲母堂AGホワイトパール+クリアー
白=1番ホワイト⇒XC05番・サファイアブルー
水色=CL11番・空色⇒C183番・スーパークリアグレートーン+雲母堂FGパール青
銀=タミヤLP-48 スパークリングシルバー+色ノ源シアン+同マゼンタ少々
黒=UG05番・MSグレー連邦系
マーキングシールは「CIRCUS-1」ロゴ部分のみ使用。
グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット “MODEROID”
ガルビオン
製作・文/只野☆慶
MODEROID ガルビオン
●発売元/グッドスマイルカンパニー●7500円、発売中●約17cm(人型時)●プラキット
ⓒ 国際映画社・つぼたしげお
只野☆慶(タダノケイ)
各種造形、デザイン、模型製作を生業とする。造形・塗装表現も幅広くウェザリングも得意。