金賞

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット“ リアルグレード”ジオング他 使用

　今回のオラザク選手権で最後まで大賞を争ったのがこのziziさんによるジオング改でした。一年戦争終結後、ジオンの残党が拠点防衛のためにジオングの開発余剰パーツから急造した機体という設定、完成度の高いデザインと造形、どれをとっても見る者をわくわくさせる実にオラザクらしい作品といえるでしょう。

受賞コメント／zizi

　子供の頃から作り続けていたガンプラも、大学進学などの生活の変化でいつしか疎遠となっていた1998年。書店でふと目に入ったのが第1回オラザク選手権が掲載されたホビージャパンでした。大迫力のハイゴッグの表紙に釘付けになり、素晴らしい掲載作品の数々を何度も見返しました。それ以来オラザクは毎年ウォッチし続け、その刺激から数年前にガンプラ製作にも復帰し、今回で4回目のオラザクチャレンジとなりました。あの時の書店の自分に25年後にオラザクで金賞がもらえるんだよと伝えても100%信じないことでしょう（笑）。
　あらためまして！　ガンプラ部門金賞という栄えある賞をいただきましたziziと申します。金賞受賞は夢でも見ているような信じられない気持ちでいっぱいです。作品を評価してくださった審査員の皆様と、長年にわたりオラザク選手権を運営されている編集部の皆様に、この場をお借りして深く感謝を申し上げます。
　私が製作したこのジオングは、実際に手を動かした作業時間よりも、ひょっとしたらあれこれと考えていた時間のほうが長かったかもしれません。ジオン残党がジオングのストックパーツをかき集めて組み上げたジオングもどきという妄想設定から始まり、技術者たちは足りないパーツを他のMSから転用するだろうか？いっそのこと他のMSとニコイチしてしまうか？　純正ジェネレータが無い場合は高出力をどう補っただろうか？　そんな妄想の数々から派生して造形アイデアが生まれ、それを実際の作業で肉付けしていきました。このようなさまざまな想像を掻き立てるのがガンダムシリーズの懐の広さであり、それらを実際の造形物として作り出せるのがガンプラの魅力であると思っています。そんなガンプラの大きなお祭りであるオラザクでの受賞を励みにして、これからもガンプラを楽しんで作っていきたいと思います。ありがとうございました！

受賞作品を動画でも！

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