素材を最大限活かす丁寧仕上げで「皇巫 スサノヲ レガリア」を製作!!【メガミデバイス】
2023.12.06丁寧な製作法でキットスペックを引き出す
アマテラスに続いて発売されたメガミデバイスの皇巫 スサノヲ レガリア。新規パーツを多数採用しつつも皇巫 スサノヲからパーツ総量を減らし、組みやすさにも配慮したバリエーションアイテムである。Rikkaによる作例では、クリアーパーツやデカールなど、キット付属の素材が最大限活きるよう丁寧な仕上げで製作。前回のよしゅあん。によるアマテラスと連動する合体剣も追加している。
■レガリア装備の新スサノヲ登場!
さて今回は、自身としてはちょうど1年ぶりとなる新作メガミデバイスキットレビューとして、皇巫スサノヲレガリアを担当いたしました。発売済のアマテラスレガリアと対になるキャラクターで、お互いの装備を合体させたりとプレイバリューも高いキットです。
今回は前回記事中でだいぶプレッシャーをかけられたよ(笑)、よしゅあん。氏のアマテラスレガリアとのM.S.Gユナイトソードを使用した合体武器なども製作してみました。
■製作について
製作に関しては基本的にはストレートに作っております。ユナイトソードも合体機構を使わないといけないのでアレンジせずに説明書どおりに組んでいます。
新規部分にはクリアーパーツがふんだんに使用されておりますが、そのクリアーパーツにもゲート跡が出ます。これをきれいに処理する方法をキャプションにて解説しておりますので参考にしてみてください。
またPVCハンドは塗膜がとても丈夫なウレヒーローを使って塗っています。
■箔デカールについて
付属の模様デカールは金の箔印刷で非常に魅力的な輝き。どうしてもこの箔を活かさねばなるまいと思い、通常だったら危なすぎてやりたくない「デカール上にマスキングテープを貼ってツヤ消しコートを避ける」という荒技を使いました。
使用するのはMr.マスキングテープ 弱粘着(青色のもの)で、貼り付ける前に指でペタペタ触り粘着力をさらに落としておきます。デカールは必ずマークセッターを使用して強固に貼り付け、上からEx-クリアーを複数回かけます。乾燥後にデカールの上からマスキングテープを貼りますが、大きいものを貼るのは避け、極力小さくカットしたものを目貼りしました。貼り終わったらツヤ消しコート、乾燥後に貼ったマステに筆で水を塗りつけて染み込ませてからちょっとずつ慎重に剥がしていきます。
これでパーツはツヤ消し、デカール上は光沢が残るようにできました。が、失敗するとデカール部分だけのリカバリーは不可能に近いので、おいそれとはオススメはできません…。
普通に作っても充分に満足できるキットですので、ぜひお手に取って思うままにお楽しみいただけたらと思います。
■塗装レシピ
本体黒=カーボンブラックマット
本体紫=パープルヴァイオレット
リボンなど赤=クリムゾンレッド
本体金属色=スターブライトシャンパンゴールド
本体ゴールド=スターブライトゴールド
肌=成型色→ラスキウスクリアーペールレッド
髪色=自前の調色カラー
コトブキヤ 1/1スケール プラスチックキット “メガミデバイス”
皇巫 スサノヲ レガリア
製作・文/Rikka
メガミデバイス 皇巫 スサノヲ レガリア
●発売元/コトブキヤ●7700円、発売中●1/1、約18cm●プラキット
© KOTOBUKIYA ©Masaki Apsy ©Toriwo Toriyama
Rikka(リッカ)
数多くの美少女プラキットを担当。最近はドールライクな作例を追求するべく、3D造形や衣装製作などを模索中。