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HIGH-SPEC GARAGE KITで堪能するGTMレジンキットの世界【ファイブスター物語】

2023.10.31

HIGH-SPEC GARAGE KIT GTM レジンキットカタログ ホビージャパンエクストラ vol.31(10月31日発売)

GTMレジンキットカタログ

ロゴ

 『F.S.S』の複雑な形状やディテールの再現に適した「レジンキット」を30年以上前からリリースしているボークス。現在は主催イベントや出展イベント、公式通販サイトなどで随時再販をしているが、完売次第販売終了となるため、気になったキットがあれば手に入れる機会を見逃さないように要チェックだ。ここでは過去にボークスから発売されたHIGH-SPEC GARAGE KITのGTMキット全11アイテムを紹介する。


HSGK 1/72 ダッカス・ザ・ブラックナイト

1/72 ダッカス・ザ・ブラックナイトの画像
▲ GTM初のHSGKシリーズ。クリアー装甲と内部フレームの2色成型、パーツ数150

●発売元/ボークス●55000円、2020年11月発売●1/72、約35cm●レジンキット●原型/平井興治(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)


HSGK 1/72 バーガ・ハリBSコブラ

バーガ・ハリBSコブラの画像
▲ 背面のアイドラフライヤーが特徴的なスバース隊のカスタム騎であるBSコブラ。キットは透明パーツを含む2色成型、パーツ数136

●発売元/ボークス●64900円、2021年7月発売●1/72、約37.4cm●レジンキット●原型/大石凡(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)


HSGK 1/72 HL-1 ハイレオン

HL-1 ハイレオンの画像
HL-1 ハイレオンのバウトアップの画像
▲ コーラス王朝の旗騎GTMで、チータ・フレームの小柄な騎体、HL-ハイレオン。マロリーの駆るSR2mも塗装表現で再現可能。2色成型、パーツ数138

●発売元/ボークス●59400円、2021年12月発売●1/72、約34.3cm●レジンキット●原型/造形村F.S.S.プロジェクトチーム


HSGK 1/100 ダッカス・ザ・ブラックナイト

1/100 ダッカス・ザ・ブラックナイトの画像
▲ 「ゴティックメード」HSGKとしては初の1/100スケール(当時は1/144)。単純な縮小版ではなく、1/100ならではのバランス調整が行われている。パーツ数は99
1/72と1/100 ダッカス・ザ・ブラックナイトの比較画像
▲ 1/100(左)と1/72(右)の比較

●発売元/ボークス●26400円、2022年2月発売●1/100、約24.4cm●レジンキット●原型/造形村F.S.S.プロジェクトチーム


HSGK 1/72 ツァラトウストラ・アプターブリンガー

ツァラトウストラ・アプターブリンガーの画像
▲ 略称ツァラトラ。全長80cmを超える圧倒的なボリュームで立体化。パーツ数193

●発売元/ボークス●184800円、2022年12月発売●1/72、約36.1cm●レジンキット●原型/大石凡(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)


HSGK 1/72 ゲートシオンマーク3 リッタージェット・破烈の人形(シープヘッド)

ゲートシオンマーク3 リッタージェット・破烈の人形(シープヘッド)の画像
▲ 月刊ニュータイプ2015年4月号の表紙描き下ろしイラスト版を立体化。こちらは「シープヘッド」。パーツ数180

●発売元/ボークス●82500円、2021年10月発売●1/72、約40cm●レジンキット●原型/平井興治(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)


HSGK 1/72 ゲートシオンマーク3 リッタージェット・破烈の人形(ホークヘッド)

ゲートシオンマーク3 リッタージェット・破烈の人形(ホークヘッド)の画像
▲ 設定イラストの頭部デザインに加えて、星団暦3036年のボォスにて黒騎士「ダッカス」と対峙した際の頭部デザインも選択式で再現可能。パーツ数187

発売元/ボークス●82500円、2023年5月発売●1/72、約42cm●レジンキット●原型/平井興治(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)


HSGK 1/100 GTMホルダ17 “ディー・カイゼリン”

ディー・カイゼリンの画像
▲ ABSOMEC半完成品版の原型をベースに、1/100スケールで立体化。合わせ目が出ず、組み立てやすさも最大限考慮されたパーツ構成。2色成型、パーツ数103

●発売元/ボークス●33000円、2023年5月発売●1/100、約29.7cm●レジンキット●原型/造形村F.S.S.プロジェクトチーム


HSGK 1/72 帝騎マグナパレス ザ・ナイト・オブ・ゴールド

ザ・ナイト・オブ・ゴールドの画像
▲ 物語の主人公「天照帝」の専用GTM。頭部の脱出ポッド「パッセンジャー・セル」は組み立て方次第で着脱が可能。パーツ数175

●発売元/ボークス●126500円、2023年8月発売●1/72、約56.5cm●レジンキット●原型/大石凡(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)


HSGK 1/72 デモール・ゾロ エトラムル型ファティマ搭載タイプ

デモール・ゾロの画像
▲ デモール・ゾロのほかに、頭部ピトー管や腕部ガットブロウストッパーの有無やフェイス周辺のディテールが異なる劇中でのデモール2形態も選択式で再現可能。2色成型、パーツ数165

●発売元/ボークス●80300円、2023年10月発売●1/72、約34.5cm●レジンキット●原型/造形村F.S.S.プロジェクトチーム


HSGK 1/72 デモール ファティマ搭載タイプ

デモールの画像
▲ ボォス星ウエスト・カステポー南部でGTMホウライと演習を行ったタイプ。ピトー管はなくグレーを基調としたボディが特徴。2色成型、パーツ数149

●発売元/ボークス●80300円、2023年10月発売●1/72、約34.5cm●レジンキット●原型/造形村F.S.S.プロジェクトチーム


GTMレジンキット スケール表記の変更にまつわる裏話

 『F.S.S.』の立体物は、その緻密なデザインの再現度を追求すればする程、各メーカーとも年々肥大化傾向が進みました。そして、私たちボークスより世界初のGTM立体物「カイゼリン」がいよいよリリースされるという頃に、永野先生からスケール表記を見直してはどうかというご意見をいただきました。「カイゼリン」はこの時点ですでに1/100スケールと呼ぶには少々大きいという現実もありましたが混乱を回避するため、また永野先生のアドバイスも受けこの時は「nonスケール」という表記での発売となりました。
 その後リリースされたレジンキャストキットについてはそのまま従来通りの表記で進行することとなりましたが、「ツァラトラ」や「破烈の人形」などのボリュームのある騎体が立体化され、改めて「やはりスケール表現を見直そう」という流れとなりました。「破烈の人形」の塗装表現について永野先生から「F-15みたいに」というご要望が出た際に、スケールに関しても「いっそ1/72にしてしまえばF-15とかスケールモデルと並べて比較できて絶対面白いよね」とのご意見をいただきました。そこで、GTMの設定全高を1/72で計算したところ、従来1/100スケールで表記していた当社のGTMキットの商品全高と(図らずとも)ほぼピッタリになりましたので、まだ商品数の少ない今なら…と、「破烈の人形 (シープヘッド)」発売の際に思い切って変更する流れとなりました。結果として、スケールモデルの世界標準規格である1/72スケール表記になるということは、同スケールの現用ジェット戦闘機のキットなどと並べて直接比較できるため、現実世界におけるサイズ感が実感しやすくなりました。

ボークスより
(月刊ホビージャパン2022年9月号より一部抜粋)

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