HOME記事ガンダム「ガンダムダブルオースカイ」を火力重視でカスタマイズ!! ひと手間でカッコよくなるキットの改修ポイントも!【ガンダムビルドダイバーズ】

「ガンダムダブルオースカイ」を火力重視でカスタマイズ!! ひと手間でカッコよくなるキットの改修ポイントも!【ガンダムビルドダイバーズ】

2023.11.11

ガンダムダブルオースカイ(HJオリジナルVer.)【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2023年12月号(10月25日発売)

「ガンダムダブルオースカイ」を火力重視でカスタマイズ!! ひと手間でカッコよくなるキットの改修ポイントも!【ガンダムビルドダイバーズ】
ガンダムダブルオースカイ(HJオリジナルVer.) イメージカット

系列機のイメージを盛り込み劇中とは異なる方向性でのパワーアップを目指す

 歴代主人公機を使用したオリジナルガンプラ作例。『ビルドファイターズ』勢の2体「HGスタービルドストライクガンダム」と「HGトライバーニングガンダム」に続いては『ガンダムビルドダイバーズ』より、ガンダムダブルオースカイをご覧いただこう。製作担当はARUE。本機は続編『ビルドダイバーズRe:RISE』にてダブルオースカイメビウスとして改修されたが、それとは異なる方向性でカスタマイズ。トータルでブラッシュアップされたメビウスとは対照的に、火力増強と原典機体の系譜という要素を盛り込んでいる。

HGBD ガンダムダブルオースカイ

HGBD ガンダムダブルオースカイ

●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1650円、2018年8月発売●1/144、約12cm●プラキット

ガンダムダブルオースカイ(HJオリジナルVer.) 正面1
▲右腕に二連装ビーム砲を追加。左側のスカイドライヴユニットをオミットしつつ、キット構造を活かして原典機であるダブルオーガンダムの系譜機であるダブルオークアンタのGNシールドを装備している
ガンダムダブルオースカイ(HJオリジナルVer.) 背面1
▲左側のスカイドライヴユニットを外す都合で、背面にHGBCライトニングバックウェポンシステムMk-IIIの胴体ブロックを装着。ロングライフルはこちらにマウントしている
頭部前後パーツの合わせ目を処理
▲前後パーツの合わせ目を丁寧に処理し、フェイスは後ハメ化
胴体パーツ 側面
▲胸部と腹部間で1mm、腹部下面で2mmのプラ板を貼って延長。胴体がやや上下に詰まった感があるので、これを緩和した
胴体パーツ 正面
胴体パーツ 背面
▲首パーツは上下でいったん切り離し、0.5mmのプラ板を挟んで接着。周囲を囲うようにプラ板を貼り付けて整面している
プラ板を貼って大型化したサイドアーマー アップ
大型化したサイドアーマーを片側装着した様子

▲サイドアーマーはプラ板を貼って大型化することで、前後アーマーとの隙間を軽減。リアアーマーは左右をいったん切り離し、角度を付けて再接着している

各アーマー裏側の肉抜きはエポパテで埋める
▲各アーマー裏側の肉抜きはエポパテで埋めた
プラ板とプラ棒で股関節基部を作り直し
▲股関節基部はプラ板とプラ棒で作り直し。下方に2mm、後方に1mm、軸位置をずらしている
スカイブレイサー前側のスリットモールドを埋める
裏側の肉抜きはエポパテとプラ板でふさぐ

▲スカイブレイサーは前側のスリットモールドを埋めてデスティニーガンダム感を減らし、裏側の肉抜きはエポパテとプラ板でふさいだ

太モモの付け根内部、外装上部にプラ板を貼り隙間が目立たないようにする
つま先はプラ板を貼って2mm延長し靴裏の肉抜きはエポパテで埋める

▲太モモの付け根内部に1mmプラ板を貼って脚部を延長。合わせて外装上部にもプラ板を貼って隙間が目立たないようにしている。つま先はプラ板を貼って2mm延長し、靴裏の肉抜きはエポパテで埋めた

ガンダムダブルオースカイ(HJオリジナルVer.) 正面1
ガンダムダブルオースカイ(HJオリジナルVer.) 背面2
▲左右非対称のシルエットがダブルオースカイメビウスとは異なる方向性に進化したことを現している。右腕の二連装ビーム砲は本体に対して大きすぎる感もあるが、左側のGNシールドがカウンターウェイトになってバランスを保っている
ポージング画像1
▲腕部の二連装ビーム砲や肩のロングライフル、そしてグリーン系を基調とするカラーリングは『MSV』のフルアーマー・ガンダムを彷彿させる。ダブルオースカイやダブルオースカイメビウスのようなヒロイックなカラーリングとは対照的なミリタリー感のあるものとなった
ポージング画像2
ポージング画像3

 ガンダムビルドシリーズ10周年記念特集用に、ガンダムダブルオースカイを使用したオリジナル機体を製作しました。

■頭部
 前後にある合わせ目を消して顔部分を後ハメ化。各部モールドを彫り直しています。

■胴体
 全体的にモールドの彫り直しと整面を行っています。首パーツはいったん上下に切り離して0.5mmプラ板を挟んで延長。プラ板で囲って塗装可能にしています。腹部は上下合わせて3mm延長しました。

■腕部
 全体的にモールドの彫り直しと整面を行っています。前腕の袖部分は接着して合わせ目を処理。スカイブレイサーはモールドを減らしてデスティニー感を軽減させました。右腕の二連装ビーム砲はジャンクパーツ等を組み合わせて製作しています。左側のダブルオークアンタのGNシールドはRGキットのものを使用しました。

■腰部
 各アーマー裏の肉抜きはエポパテで埋め、サイドアーマーはプラ板を貼ってアウトラインを変えています。股関節基部はプラ板とプラ棒で作り直して位置を調整しています。

■脚部
 太モモ付け根に1mmプラ板を挟んで延長。つま先は2mmプラ板を貼って延長し、裏側はエポパテで埋めています。

■バックパック
 HGBCライトニングバックウェポンシステムMk-IIIを一部流用しています。スジ彫りモールドを追加してディテールアップしました。

■カラー
 白を基調としたメビウスに対して暗めの色でまとめて、対照的になるよう意識しています。
グレー1=メカサフ ライト
グレー2=メカサフ スーパーヘヴィ
緑=濃緑色+暗緑色+オリーブドラブ+イエロー
赤=ディープレッド
トップコート=スーパーフラットコート
スミ入れ=タミヤアクリルカラー、フラットブラック
 メタバースの世界で遊べる機体をイメージして製作しました。自分で直したり作り替えたり、整備面も考えるとコーションデカール等は必要ないのかな? と考えてデカールはなしにしています。密度感を出すのにとても苦労しましたが、楽しみながら作れました。10周年のガンダムビルドシリーズ。作るのも見るのも楽しんでいければなーと思っております!

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレードビルドダイバーズ” ガンダムダブルオースカイ 改造

ガンダムダブルオースカイ(HJオリジナルVer.)

製作・文/ARUE

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©︎創通・サンライズ

ARUE(アルー)

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