水性塗料が気になる人必見! 6種の水性塗料の仕上がりを見てみよう!!
2023.10.01 プラモ塗装の塗料といえば「ラッカー塗料」がいまだ主流の日本。以前は「水性塗料」というと模型塗料のなかでも一段下に見られていました。しかし、世界各国ではラッカー塗料は次々と規制がされており、日本もいつ規制が入ってもおかしくない現状。そんな状況も相まってか、年々進化を遂げ性能が上がっている水性塗料が注目されています。
そこで、今回は日本国内で主に使用されている6つの水性塗料をプロモデラーの作例でご紹介!
水性塗料未挑戦の方はぜひ、自分好みの水性塗料を見つけてプラモ塗装の可能性を広げてみてください。
水性ホビーカラー
始めにご紹介するのは、「水性ホビーカラー」。匂いが少なくて、水や専用溶剤だけで塗装準備ができちゃいます!
ベタ塗りやグラデーション、筆塗りだけでなく光沢塗装やパール塗装まで可能です! コボパンダ製作の「ガンダム・キャリバーン」では、最新色の「LINKL PLANETカラー」が使用されています。
アクリジョン
続いてご紹介するのは、「アクリジョン」。GSIクレオスが水性ホビーカラーとともに送り出している水性塗料です。
筆塗りに適した塗料ですが、周辺アイテムなどを使用することでエアブラシでの塗装も快適にできちゃいます!
けんたろう製作の「ザクIIF2型」が筆塗り、「νガンダム」がエアブラシでの塗装となっています。
癖がある塗料ですが、慣れれば楽しい塗装でもありますよ!
タミヤカラー アクリル塗料
3つめのご紹介は、「タミヤカラー アクリル塗料」。
戦車や飛行機、車などのスケールモデルやミリタリー色が強いメカにぴったりのかっこいい色をセレクトできるのも特徴の一つのこちらの塗料。グラデーションを施すのもラッカー塗料と遜色なく可能です! もちろん、他メーカーの水性塗料との併用も可能なうえ、タミヤカラー エナメル塗料とも相性がいいので塗装の幅が広がること間違いなしです。
ファレホ
4つめのご紹介は、「ファレホ」。
伸びの良さと隠蔽力の強さから、筆塗りにとっても適している塗料。プラモの成型色を活かした仕上げにも相性抜群で、模様を描いてみたり、顔や帽子のワンポイント塗装にぴったりです。
お手軽にあなた好みの模型に塗り上げられるので、ぜひ使用してみてください。
シタデルカラー
5つめにご紹介するのは、「シタデルカラー」。
シタデルカラーによるエアブラシ塗装はなんといっても「無臭」! 塗料の飛沫やミストを防ぐ簡易ブースさえあれば省スペースで楽しめてしまうのです。隠蔽力が強く、乾燥も早い。塗りたい時にさっと出してさっと塗れるお手軽感を求める方にはオススメの塗料です。
アクリルガッシュ
最後にご紹介するのは、「アクリルガッシュ」。
プラキットが塗れる「アクリル絵の具」ともいわれるこちらは、匂いが少なく、水や水性ホビーカラーうすめ液で希釈して塗装が楽しめる塗料です。水だけで希釈可能というお手軽さなのに、隠蔽力も強いので、重ね塗りも楽ちん。これだけでもグンとハードルが下がったと思いませんか? 水性塗料に躊躇していた方こそぜひ使用してみてください。
さて、気になった水性塗料は見つかったでしょうか。もっと水性塗料のことについて知りたいと思った人もいるのでは? そんな皆さんにオススメなのが、本日から電子版の配信がスタートした「月刊ホビージャパン11月号」です! コチラでは、今回ご紹介した作例の詳しい塗装方法や各水性塗料の性能、使用方法、注意点などを細かくご紹介しております。
これから塗装を始める方や、ラッカー塗料からの乗り換えを検討している方はもちろん、すでに水性塗料を使用している方も、「月刊ホビージャパン11月号」を見て現在の水性塗料の性能を確認してみてください!
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