和風衣装をまとう「下着素体娘 ジェリー」のドール風作例をお届け! さらに新キャラのイラストも【ギルティプリンセス】
2023.10.17Tonyʼsヒロインワークス 月刊ホビージャパン2023年11月号(9月25日発売)
“和風ロリータ”のジェリーが見参!
Tony×マックスファクトリーのプラモデル企画『ギルティプリンセス』の新情報をお届けする本コーナー。前回のドール風作例となったランに続いて、今回は相方のジェリーが着物テイストのロリータファッションでお目見えとなった。和風衣装に細やかな装飾が注目されるが、髪やフェイスパーツの工作もハイレベル。瞳や顔の描き込みによる製作過程もあるので、ぜひ参考にしてみてほしい。それでは“和ロリ”で揃い踏みとなったラン&ジェリーの2ショットと合わせてお届けしよう。
■衣装最終デザイン&縫製、髪パーツ加工、顔パーツアイリペイント(担当/こねこのしっぽ。)
ご無沙汰しておりましたが、またまた登場です。
ドールライク作例屋。さんの…こねこのしっぽ。です。前回に引き続きギルティプリンセス下着素体娘、ジェリーちゃんを作りました。前の「蒼天の啓示」と対になるカラーイメージの「和ロリ」仕上げにしています。
髪パーツは前の作例と同じく、追加髪パーツとして「髪のハネ」部分をUVレジンで製作。パッケージイラストを参考に立体感を持たせるように盛り付け加工しています。部分的にシタデルカラーでぼかしを入れ、ツヤ消しスプレーを吹いて仕上げました。
胸パーツは上部に瞬間カラーパテ「フレッシュ」を使用し盛り加工して増し増しボリュームアップ! しています。下着パーツのバラ模様は、デザインナイフで彫り込み立体的にして、シタデルカラーで塗装しました。
衣装の左袖は、前回と同じく絹の古布をベースにアンティークレースを重ね、手縫いでロココリボンやビーズを縫い付けて装飾しています。クリノリンスカートは極小ハトメを使い形をつくり、頭飾りと繋げたチェーンでスカートの位置を固定。
耳パーツには茶色の薄い革を張り付けました。耳の裏側にはピンクの薄い革が張ってあります。顔の表情パーツはオーバーメイクをして、付属の表情パーツをカスタムしました。ウィンクの瞼、ふくらませた頬は瞬間カラーパテを盛って加工。アイペイントはパッケージイラストを参考にアクリルガッシュで描きました。
■組み立て改修、塗装(担当/よしゅあん。)
本体は瞬間カラーパテを使用して合わせ目消しを行い成型色を活かせるようにしています。前作のランと同じように脚周りは花柄のマスキングテープを貼り付けガイアカラーのプリズムパステル チェリーピンクブルーで塗装しました。ニーソ部分はMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラックにツヤ消しコートをします。ヒールはピンクサフの上からクリアーレッドでキャンディ塗装をしたものです。
武器はランに付属していた刀を使用。装飾としてネイルシールとラインストーンを使用して布素材のイメージに合うように。鞘を吊るす紐はアンティークのものを使用しました。
■使用塗料
鞘
黒=フラットブラック
赤=ブライトレッド、
金=スターブライトゴールド
鍔
プライマリーメタリックレッド→プリズムパステル チェリーピンクブルー
刀身
Ex-シルバー→プライマリーメタリックレッドにフラッブラックでグラデーション
マックスファクトリー ノンスケールプラスチックキット“PLAMAX”下着素体娘ジェリー 使用
黄昏の黙示
製作・文/こねこのしっぽ。、よしゅあん。
ホビージャパンウェブではここまで! 詳しい製作方法や細部がもっと見たい、という方は現在好評発売中の「ギルティプリンセス モデリングコレクション」をぜひご覧ください。
これまでに発売&発表された『ギルティプリンセス』たちの美しい作例をまとめたムック本です。Tonyによる公式イラストコラムも収録された、シリーズファンはもちろん、これからガールズプラモをはじめる人にもピッタリな一冊です。
ⓒMAX FACTORY・Tony/Guilty Princess
こねこのしっぽ。、よしゅあん。
ふたり1組で製作を分担し、美少女プラモデルをメインに活躍。ドール風仕上げの作例を得意とする。