HOME記事キャラクターモデル『タイムボカンシリーズ』メカ大集合!? 「タツノコ合体タイムボカンロボ」を全塗装で製作!タツノコ60周年をお祝いだ!

『タイムボカンシリーズ』メカ大集合!? 「タツノコ合体タイムボカンロボ」を全塗装で製作!タツノコ60周年をお祝いだ!

2023.09.17

タツノコ合体タイムボカンロボ【バンダイ】 月刊ホビージャパン2023年10月号(8月24日発売)

タツノコ合体タイムボカンロボ イメージカット

ビックリドッキリなスーパーロボットを大製作! だペッチャ

 バンダイキャンディ事業部のSMP[SHOKUGAN MODELING PROJECT]でいよいよ発売された「タツノコ合体タイムボカンロボ」。歴代『タイムボカンシリーズ』のメカが集結・合体して完成するという、ファンの度肝を抜くようなミラクルメカとなっており、ロボットとしてのかっこよさと『タイムボカンシリーズ』らしいユニークさを合わせ持ったキットに仕上がっている。
 作例は「大河原邦男氏大好きモデラー」ことDOOVAが担当。非常にカラフルな設定カラーをほぼ全塗装で完成させ、キットが持つロボット模型としての魅力を最大限引き出している。

▲地球にビックリドッキリ彗星衝突の危機! これを打開するために歴代のタイムボカンメカたちが時空を越えて集結、誕生したのがタイムボカンロボだ。途中でマージョ一味の妨害に遭いつつもなんとか合体完了、ビックリドッキリアローで彗星の破壊に成功する。…と思ったら、これはタツノコプロ60周年をお祝いするためのサプライズだったのだ(チャンチャン♪)
タツノコ合体タイムボカンロボ 正面
タツノコ合体タイムボカンロボ 背面

▲ダイナモンドの力により、タイムメカブトン、ヤッターワン、ゼンダライオン、サンデー号、大天馬、リリーフドン、カブトゼミが合体した奇跡のメカ。キットは各メカの形状をきちんと再現したうえで、余剰パーツなしで合体する驚異的な設計。挟み込み構造が多用されているが、作例は強度も考慮して塗装と合わせ目消しを交互に繰り返して製作している

合体の第1段階「タツノコ合体タイムボカンベース」
▲合体の第1段階とも呼べる「タツノコ合体タイムボカンベース」。ダイナモンドのパワーを倍増・チャージするための形態
整形途中のパーツ
▲作例は根気よくパーツを整形し、キットをストレートに組んでいる。サンデー号の翼先端や大天馬の盾裏など、押し出しピン跡が気になる箇所はパテ埋めした
マスキング、シーツを貼ったパーツ
▲とにかく派手でカラフルなデザイン。作例はエンブレム類を除き、極力すべて塗装で再現した。付属のシールを活用し、手間を省きつつぴったりのマスキングを行っている
ポージング画像1
▲プレミアムバンダイ限定版の「SPセット」は武器パーツがクリアーグリーン成型で、さらに大型剣の「タイムボカンサーベル」とキャノン砲「タイムボカンバズーカ」のパーツが付属。かなりよく動くのでアクションポーズも決まる
▲マージョ一味のタイムガイコッツも付属。彗星のことは露知らず、タイムボカンベースを乗っ取ってしまう。ガイコッツを頭部に合体させることで悪堕ち状態(?)も再現できる
ポージング画像2
ポージング画像3
▲必殺技のビックリドッキリアロー。店頭販売の通常版も、クリアーグリーン部分がシルバーになる以外は同様に再現可能だ
タイムメカカブトン
▲『タイムボカン』より。後部の羽が開閉可能でテントウキ発進も再現している。羽の中のメカ部はメタリックで仕上げてSFメカらしさを強調した
ヤッターワン
▲『ヤッターマン』より。口からハシゴが展開し、ビックリドッキリメカ発進ポーズも再現できる。メタリック塗装した脚のサイレンとレバーがよいアクセント
ゼンダライオン
▲『ゼンダマン』より。キットでも全身の非常に細やかなデザインを再現している。作例はこれらを根気よく塗装したことで、非常にディテールが充実した1体に仕上がった
サンデー号
▲『タイムパトロール隊オタスケマン』より。合体時に首はレーザー砲、カゴは3連装砲になる。バーニア内も造形されているので、作例は丁寧に塗り分けた
台天馬
▲『ヤットデタマン』より。脚や翼が可動するほか、口にビックリドッキリアローの矢を咥えさせることもできる
リリーフドン
▲『逆転イッパツマン』より。コロ走行と口の開閉が可能。また前輪はスイングさせるように動かすことができ、合体時の接地を補助してくれる
カブトゼミ
▲『イタダキマン』より。通常モードからセミモードに、さらに武装モードにも変形する

 どうも! 大河原先生大好きモデラーのDOOVAです。今回はSMPのタツノコプロ60周年記念スペシャルアイテム「タツノコ合体タイムボカンロボ」を製作しました。歴代のタイムボカンメカたちが変形合体してロボットになるというまさにビックリドッキリメカ。おまけのタイムガイコッツも嬉しいです。430パーツほどでMGのガンプラと同じくらいの部品点数ですが、材質がABSで合わせ目多数のため、塗装する場合はそれなりに覚悟が必要なキットとなっております。特別なことはせずストレート組みしておりますが、塗装までする場合のコツなどを解説します。

■製作
 パーツが多いのでまず最初に各メカごとにタッパー等を用意しましょう。全体を仮組みして目立つ肉抜き穴、押しピン跡の処理、後ハメが出来る箇所を探りました。挟み込みパーツが多く、目立つ合わせ目の処理も多いため、工作と塗装を並行しながらの作業となります。パーツをひと通り整形したら、挟み込まれる側のパーツから塗装。塗ったあとにマスキングして挟み込み、合わせ目を消してそこをまた塗装…、を繰り返すのが基本です。1ヵ月半ほどで製作していますが、結構スケジュールぎりぎりでした。じっくりのんびり腰を据えて作るか、もしくは割り切って部分塗装だけにするのがいいと思います。

■マスキングのコツ
 今回はできる限り付属のシールを貼らずに塗装を行っています。マスキングが膨大で複雑なので、付属シールやシールの余白部分を使ってマスキングをするとかなり手間が省けますのでオススメです。パーツ形状にぴったり合いますからね。

■使用カラー
白=フィニッシャーズカラー ファンデーションホワイト
赤=Mr.カラー キャラクターレッド
黄=Mr.カラー MS イエロー
青=Mr.カラー コバルトブルー
水色=ガイアカラー メカブトンカラーセット ブルー
オレンジ=Mr.カラー オレンジ
茶色=Mr.カラー ブラウン
黒=タミヤラッカー フラットブラック
銀=ガイアカラー プレミアムメッキシルバー
関節等=Mr.カラー ファントムグレー
タイムガイコッツ=タミヤラッカー メタリックオレンジ

バンダイ ノンスケール プラスチックキット“SHOKUGAN MODELING PROJECT”タツノコプロ60周年記念 タツノコ合体タイムボカンロボSPセット 使用

タツノコ合体タイムボカンロボ

製作・文/DOOVA

SMP タツノコプロ60周年記念 タツノコ合体タイムボカンロボSPセット
●販売元/バンダイキャンディ事業部●15400円、受注終了、8月発送予定●約18.5cm●プラキット●ガム1個付属●プレミアムバンダイ販売アイテム

© タツノコプロ

この記事が気に入ったらシェアしてください!

DOOVA(ドゥーバ)

オススメの書籍

月刊ホビージャパン2023年10月号

ご購入はこちら

タツノコプラモアーカイブ

ご購入はこちら
PAGE TOP
メニュー