「ガンダムフォワードVol.11」掲載、urahana3の緻密な塗装で魅せる「ストライクガンダム」をチラ見せ!!
2023.06.26GAT-X105 ストライクガンダム【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2023年8月号(6月23日発売)
ガンダムフォワードVol.11
掲載作例をちょい見せ!!
月刊ホビージャパン2023年8月号とともに発売中のホビージャパンMOOK「ガンダムフォワードVol.11」では『機動戦士ガンダムSEED』を特集! TVシリーズをメインに主役MS「ストライクガンダム」をはじめとする「GAT-X」シリーズにスポットを当てて、初期GAT-Xシリーズ5機のMG作例を本書用に作り起こし。さらにGAT-Xシリーズに連なる系譜の機体を再現したスクラッチ作例も掲載。というわけで本書に掲載される作例の中から、urahana3製作のストライクガンダムをちょい見せ。ハイディテールな造形を活かしたプラスアルファの塗り分けで、キットのポテンシャルを高めている。
表紙はコチラ!
ガンダムフォワードVol.11
●発行元/ホビージャパン●1320円、発売中●A4判
私はキットそのものに手を加えるというより、昨今の元からハイディテール化されている複雑なモールドが多く入ったキットをいかに塗装で差別化するか、カッコよく仕上げるかに重点を置いています。塗り分けをするということは設定と違った色にするということですので、違和感を生まないことや、それがより効果的に見える必要があります。
基本的には腕やヒザなどの関節部分に対して、中心に組まれている部分、可動するイメージのある部分を金属色にしてアクセントをつけることが多いです。関節をすべて金属色にしてしまうと自然なインパクトが薄れてしまうので、マスキングを駆使して一部の色だけを変えることで関節の複雑なメカ構造を際立たせるといいますか、アクセントを付けつつ「組まれている感」を演出しています。
ほかにも凹ディテール、凸ディテールに関してアプローチすることが多いです。ちょっとした段差を基点に色を変えることで、多重構造感や複雑さを演出できます。重要なのは、ひとつのパーツ単位で安易に色を変えるのではなく、ディテール単位で考えて色を変え、全体で見たときにいかに効果的に作用させるか、です。全体をメタルカラーで塗ってしまうのではなく、ちょっとしたポイントに配置する。そうすることで、いたずらに派手ではなく緻密で繊細な印象を作り出すことができます。
BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット “マスターグレード” エールストライクガンダム Ver.RM 使用
GAT-X105 ストライクガンダム
製作・文/urahana3
©創通・サンライズ
urahana3(ウラハナサン)
独特な感性に基づいた塗装で、美しくメリハリのある仕上げを得意とする主婦モデラー。