ゴシック衣装で魅了する。3Dモデリングで進化したヴェルルッタのハイクオリティ作例!
2023.06.07ヴェルルッタを3Dモデリングで衣替え
コトブキヤの『アルカナディア』第2弾「ヴェルルッタ」をベースにしたオリジナル作例が到着した。3Dプリンターによる製作で装いを新たに、ゴシック風衣装をまとったヴェルルッタとして製作。ワンフェスなどでディーラー活動を行うノウハウを活かし、全く新しい衣装に造形しつつも、しっかりと元キットのキャラクター性とマッチさせた作例にしている。オリジナル衣装の造形はもちろんのこと、高いレベルでの塗装にも注目。女の子プラモデルをスタチューフィギュアのようにハイクオリティに仕上げた意欲作だ。
■ゴシック系悪魔っ子!
ゴスロリ大好きおじさんRikkaです。アルカナディアシリーズに初挑戦ですが、キットレビューは柚P先輩の美しい作例が掲載済みなので、こちらはワンフェスなどで胴体キットを頒布などしているノウハウを使ってなにか出来ないかと思い、衣装カスタムで製作してみました。
ヴェルルッタは胸元や腹部が大きく露出しておりますので趣味全開の服を着せてやりたいという発想から、弊ディーラー胴体キットをベースに改修してスカート部を3DCGソフトのBlenderでモデリングしています。
完成データの3Dプリントは、Phrozen社Sonic mini 8KとSIRAYA TeckのFast(Mecha White)を使用し、3Dプリントをやる方向けの情報としては、0.025mmピッチで露光時間は2.000sで印刷しています。
自作胴体はシルエット重視なので首は固定となり、ここはマスキングして肌色をラスキウスホワイトピーチ、クリアーペールレッドで成型色に寄せて塗装しています。
ブラウス部はガイアカラーの佐伯リツカカラー2番、スカートはフィニッシャーズのパープルを下地に同社カーボンブラックマットを上掛けグラデーション塗装後、同社クリアーブラックを馴染ませのために上掛けし、ツヤ消しで閉じています。スカート裏面赤はマスキングなしでMr.カラープリビアスレッドで塗りました。
他部位も基本的にはフィニッシャーズのカーボンブラックマット→クリアーブラックなのですが、悪魔的な生体パーツ(角、尻尾)はMr.カラー100番マルーン下地、ウィライズモード右足はメタリック入りのグラファイトブラック→クリアーブラック(半光沢閉じ)に、タイツ部はプラスチックブラウンフレッシュから透け感塗装にしています。
最後に武器ですが、キット付属のランスの先端を三叉槍形状の先端にモデリングしたパーツに変更しました。
完成して立たせてみた時「おお、かなりイメージが変わるな…」と思いまして、自分的にはなかなか面白いカスタムだったなぁと思っております。改造作例はやはり楽しいですね、またこういう機会も提案していきたいです。
コトブキヤ ノンスケール プラスチックキット “アルカナディア” ヴェルルッタ使用
ヴェルルッタ Gothic clothing ver.
製作・文/Rikka
ヴェルルッタ
●発売元/コトブキヤ●8360円、発売中●約14cm●プラキット
Ⓒ KOTOBUKIYA